プロセス詳細

01

ヒアリング・インタビュー

実行・実現可能かつ、本当に必要とされているソリューションを提案するために、技術、ビジネス、ソリューション開発に精通したテクニカル・アーキテクトが、クライアントに詳細なヒアリングを行います。この過程におけるゴールは「課題をどう解決できるか」の解を出すために、クライアントと私たち両者が同じ地平に立つことです。

<ヒアリング例>
コアビジネスと背景
何が問題なのか、何をどこまで変えたいのか、なぜ変えたいのか
それが解決されると、どのような価値がどの程度生まれるのか
誰がその価値の恩恵を受けるのか 
解決するための障害はテクノロジー以外で何があるか
現在どのようなデータがどの程度手元にあるか

さらに、具体的に影響を受ける現在の業務フロー(誰が何のために、何をしているのか)をお伺いします。
最先端のテクノロジーは日々進化し続け、ある時点で完璧になるという事はありえません。そのため、できること・できないことを明確にし、できないことをいかに上手に運用でカバーし、効果を出すかが非常に重要になります。
クライアントの業務フローを理解するために、私たちも業界固有の知識や専門用語を学び、正確に理解するよう最大限の努力をします。

02

ブループリントデザイン

プロジェクトの青写真を描きます。
共有いただいたサンプルデータをエンジニアが分析し、解決すべき課題とデータに対して、最適な技術的アプローチの選定を行います。同時に、実現可能なこと・不可能なこと・技術的リスクを検討します。また、データが十分ではない場合は、データを集められる方法を提案します。
データの分析結果とヒアリング内容に基づき、最終的なゴール達成のために、プロジェクト完了までの最適なフェーズ分けを行います。まずは小さく始めて着実に成果を積み重ねていくのか、それとも、プロジェクト全体を俯瞰し、大きなリスク要因を排除するのか。クライアントと協議を重ねながら、運用フローに基づいたロードマップを作成します。通常、3~4ヶ月単位でフェーズを分け、各フェーズ毎に達成すべきゴールとスコープを決定します。それらを積み重ね、どのように価値を生み出していくかの道筋を策定します。

03

初期フェーズ詳細計画

最初のフェーズにおいては、より詳細にプロジェクトをブレイクダウンし、スケジュールおよびアクションプランの作成、マイルストーンを定義していきます。
ひとつのフェーズは通常3~4ヶ月ですが、その中でさらに2~3週間のスプリントへと計画を落とし、リスク評価に合わせて各スプリントでの実施内容を決定します。
また、対象となるデータを緻密に解析し、改めて詳細な技術的アプローチを決定します。

04

開発

開発は、仮説・実装・検証を繰り返すアジャイル開発の手法で行い、2~3週間ごとにスプリントをまわします。
不確実性の高いテクノロジーを扱う際は、実際に開発してみなければ精度結果がわからず、常に検証と改善を繰り返し続ける必要があります。
最適なソリューションを構成する要素は複数あります。そもそもの技術的アプローチ、使用するアルゴリズム、アルゴリズムと学習方法の調整、データハンドリングなどです。それらの要素を適切に優先順位づけし、各スプリント毎に検証していきます。
スプリントの終了ごとに、詳細な結果をレポートとしてクライアントに共有します。進捗が目に見えて分かるシステム開発とは異なり(例:ダイアログのボタンを追加)、最終成果物がアルゴリズムという進捗が分かりにくいプロジェクトだからこそ、「そもそも検証したかった仮説」「その結果:現時点で達成した成果、判明した課題」「課題を解決する改善案」を詳細に分析し、共有します。
その結果、クライアントから新たな知見が得られることも往々にして起こります。例えば、課題と考えられていたものが実は優先順位が低いものだった、データの集め方を変えることによって別の方法で改善出来る、等です。それらの知見を取り入れながら、柔軟に開発計画と優先順位を調整し、次のスプリントを計画します。時には、プロジェクトのブループリントを調整し、フェーズ終了時に達成すべきゴールに到達できるよう、柔軟に開発を進めます。

例:画像認識の場合

画像認識のプロセス イメージ
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