Incubit for Seeds 応募規約

「Incubit for Seedsプログラム応募規約」(以下「本応募規約」といいます。)は、株式会社インキュビット(以下「当社」といいます。)が提供する、AI(ディープラーニング技術)を活用した新たなイノベーション創出と、そのイノベーションを起点に価値が創造される土壌の醸成を目的としたAI共同研究開発型インキュベーションプログラム「Incubit for Seeds」(以下「本プログラム」といいます。)に関する規約です。
本プログラムの応募には本応募規約が適用されますので、ご応募いただく前に必ず全文をお読みいただき、内容に同意のうえ、本プログラムにご応募ください。

第1条(目的)
AIの技術革新が圧倒的なスピードで進化している現在、幅広い業界・業種においてAIの利活用促進が期待されています。一方、AI技術に携わる人材不足を背景に、領域特化型の知識・ノウハウを持ち業界課題に精通した人材が、AI開発に必要な技術的サポートをうけることは容易ではありません。また、技術的実現性が不確実な段階において、AI開発や事業化のための初期投資を得ることができず、アイディアから一歩先へと踏み出せないケースも数多く存在し、このような現状が、AI技術の社会実装とイノベーション促進のための課題となっています。
当社は、これまで医療・地質・農業・バイオ・宇宙・製造などの様々な業界をリードする日本の企業や機関と共に、社会的意義の高い業界固有の課題に取り組み、ディープラーニングを用いた画像認識技術に特化した技術開発と、社会実装を行ってきました。
当社は、上記の課題解決を目指し、イノベーション創出を促進するため、個人・チームの持つビジョンと信念に、当社が培ってきたAI技術を投資するという形で本プログラムの開始を決定しました。
本プログラムに応募される方はこのような当社の想いに賛同のうえ、ご応募ください。

第2条(本応募規約について)
1 本応募規約は、当社が提供する本プログラムにご応募いただく際の条件等を定めるものです。本プログラムへの応募には本応募規約に同意いただくことが必要となります。
2 当社は、本プログラムの詳細、本プログラムの応募条件の詳細について、当社ウェブサイト等にて掲載することがあります。本プログラムの応募にあたっては、当社ウェブサイト等にて掲載される事項も適用されますので、こちらもご確認下さい。
3 当社は、当社が必要と認めた場合は、本応募規約を変更できるものとします。本応募規約を変更する場合、変更後の本応募規約の内容を当社ウェブサイト上での掲示その他の適切な方法により周知し、または本プログラムに応募された方に通知します。

第3条(定義)
本応募規約において使用する用語の意義は、次の各号に定めるとおりとします。
⑴ 「応募者」とは、本プログラムに応募された方をいいます。
⑵ 「プログラム参加者」とは、応募者のうち、当社における選考を通過した方をいいます。
⑶ 「個人情報」とは、個人情報保護法で定められる個人情報をいいます。
⑷ 「応募情報」とは、応募者が本プログラムに応募する際に当社に提供する個人情報以外の情報をいいます。
⑸ 「知的財産権」とは、著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含む。)のことをいいます。

第4条(応募登録)
本プログラムへの参加を希望される方は、本応募規約に同意の上、当社所定の情報を当社所定の方法で提供のうえ、応募していただきます。

第5条(本プログラムにおける支援技術分野と支援対象者)
1 本プログラムでは以下の技術分野を支援します。
 ⑴ ディープラーニング技術を用いた画像・動画解析
 ⑵ ディープラーニング技術を用いた画像・動画生成技術
2 プログラム参加者として選考されるには、以下の条件に合う個人もしくはチームであることが必要となります。
 ⑴ 創業前の個人もしくはチーム
 ⑵ 創業後の場合は、その企業の代表者を含む個人もしくはチーム
 ⑶ 本プログラムで実施する研究開発や事業化活動(プロジェクトテーマ)を対象として、ベンチャーキャピタル等の投資を受けていない。
 ⑷ プロジェクト遂行に必要な活動時間を確保し、必要に応じて打ち合わせ、データ準備、研究結果の分析等に時間を割ける。(目安として週に最低10時間以上)
 ⑸ AIの学習に必要なデータを利用可能な状態ですでに保持している、もしくは、データ提供者の協力やデータ収集方法のアイディア等がありデータ取得方法の目処が立っている。
 ⑹ 企業等の法人に所属している場合、本プログラムに参加することが、当該所属法人との契約上、何らの問題(副業禁止、競業禁止、秘密保持義務等)がないこと。
 ⑺ 自身の得意領域とディープラーニング技術を融合させ、業界の課題を解決するビジョンを持っている。
 ⑻ 特定の業界に精通し、高い専門性を持っている。
 ⑼ 揺るぎない信念を持ち、ビジョンの実現にコミットできる。

第6条(選考)
1 当社は、当社所定の方法で選考を行うものとし、本応募規約に同意し、前条2項の条件を満たし、かつ、当社が本プログラムの参加にふさわしいと判断した応募者をプログラム参加者として決定します。
2 当社は、応募者の中からプログラム参加者を選考する義務を負うものではなく、また、応募者に対し、選考に関する問い合わせ、選考結果に対する問い合わせ、その他一切の問い合わせに応じる義務を負うものではありません。

第7条(本プログラム提供の条件)
プログラム参加者は、当社と秘密保持契約を締結後、本プログラム実施にあたり必要な諸条件を協議し、当社と本プログラム実施にかかる契約を締結後、本プログラムを開始すること、当社との協議が整わない場合は、本プログラムが実施されないことがあることを予め了承するものとします。

第8条(本プログラムの主たる内容)
本プログラムの実施にあたり、当社は主に以下の支援をプログラム参加者に行うことを予定しています。ただし、その詳細については前条に定めるプログラム参加者との協議により決定するものとし、いずれも当社が行うことを保証するものではありません。
⑴ AI研究開発
AI技術と異分野の知識・データを組み合わせ、まだ世に無い新たな技術とプロダクトの開発を支援します。
⑵ プロダクトコンセプトの立案
AI技術の特性を活かし、かつユーザーの課題解決に繋がるプロダクトのコンセプトデザインを支援します。
⑶ 開発ロードマップ策定
AI技術のリスクをうまくマネジメントしつつ、長期的に競争優位性をもったプロダクトを開発できるよう、戦略的な開発ロードマップの作成を支援します。
⑷ 創業支援
共同開発研究の成果を元に創業を支援し、創業後の開発チームの内製化やVCの紹介等を通じた資金調達サポートも行い、事業化をサポートします。

第9条(守秘義務)
1 当社及び応募者は、本プログラムへの応募及び選考過程において知り得た相手方の技術上または営業上その他業務上の一切の情報のうち、応募者が応募時に当社に提供した情報(個人情報を除く)及び書面にて秘密である旨指定された情報(以下、秘密情報という)は、本プログラムの応募、選考のためにのみ使用するものとし、他の目的に使用してはならず、第三者に開示又は漏洩してはいけません。
2 前項の規定にかかわらず、当社は、応募者の事前の書面による承諾を得た場合及び当社の役職員、弁護士、会計士又は税理士等法律又は契約に基づき前項と同様の守秘義務を負う者に対し、秘密情報を開示することが必要であると合理的に判断される場合には、当社の責任において必要最小限の範囲に限って秘密情報をそれらの者に対し開示することができます。
3 第1項の規定は、次のいずれかに該当する情報については、適用しません。
 ⑴ 開示を受けた際、既に自己が保有していた情報
 ⑵ 開示を受けた際、既に公知となっている情報
 ⑶ 開示を受けた後、自己の責めによらずに公知となった情報
 ⑷ 正当な権限を有する第三者から適法に取得した情報
 ⑸ 相手方から開示された情報によることなく独自に開発・取得していた情報
 ⑹ 法令、政府機関、裁判所の命令により開示が義務付けられた事実
4 本条の規定は本プログラムの選考終了後も3年間は有効とします。
5 本条1項及び2項の規定にかかわらず、当社は、法令により開示が義務づけられている場合、又は、裁判所の命令又は公的機関の請求から開示の請求を受けた場合には、応募者から受領した秘密情報等を、必要最小限度の範囲で開示することができます。ただし、応募者に対し可及的速やかにその旨を通知します。
6 当社及び応募者は、本プログラムの選考が終了したとき、または相手方から返還を求められたときは、直ちに秘密情報及びその写しの全てを相手方に返還し、又は相手方の承諾を得た上で破棄し、それを証明する書面を相手方に提出することとします。

第10条(禁止事項)
1 応募者は、本プログラムの応募に際して、以下の行為を行ってはならないものとします。
 (1) 当社、他の応募者もしくはその他の第三者(以下「他者」といいます。)の知的財産権を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為
 (2) 他者の財産、プライバシーもしくは肖像権を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為
 (3) 他者の個人情報の提供
 (4) 社会規範・公序良俗に反するものや、他人の権利を侵害し、または他人の迷惑となるようなものを当社に送信する行為
 (5) 虚偽情報の流布行為
 (6) 法令及び社会通念に反する画像、文書等の送信行為
 (7) 他者を差別もしくは誹謗中傷し、または他者の名誉もしくは信用を毀損する行為
 (8) 当社または他者になりすます行為(詐称するためにメールヘッダ等の部分に細工を行う行為を含みます。)
 (9) 有害なコンピュータプログラム等を送信し、または他者が受信可能な状態におく行為
 (10) 通常にプログラムに応募する行為を超えてサーバーに負荷をかける行為もしくはそれを助長するような行為、その他本プログラムの選考及び実施を妨害し、または支障をきたす行為
 (11) サーバー等のアクセス制御機能を解除または回避するための情報、機器、ソフトウェア等を流通させる行為
 (12) 長時間の架電、同様の問い合わせの繰り返しを過度に行い、または義務や理由のないことを強要し、当社の業務に著しく支障を来たす行為
 (13) 上記各号の他、法令もしくは本応募規約に違反する行為、または公序良俗に違反する行為
 (14) その他当社が応募者又はプログラム参加者として不適当と判断した行為
2 以下のいずれかの者に該当する場合は、本プログラムに応募できないものとします。
 (1) 暴力団
 (2) 暴力団員
 (3) 暴力団準構成員
 (4) 暴力団関係企業
 (5) 総会屋等、社会運動等標榜ゴロまたは特殊知能暴力集団等
 (6) その他前各号に準じる者
 (7) 前各号との関係を有する者
3 応募者が本プログラムに応募したことに関し、当社が第三者から異議の申し立てや損害賠償請求等を受けた場合は、応募者の責任と負担においてこれを解決し、当社には一切の迷惑、損害を与えないものとします。

第11条 (自己責任の原則)
1 応募者は、応募者自身の自己責任において本プログラムに応募するものとし、本プログラムへの応募を通じてなされた一切の行為およびその結果についてその責任を負うものとします。
2 応募者は、本プログラムへの応募に際し、他の応募者その他の第三者および当社に損害または不利益を与えた場合、自己の責任と費用においてこれを解決するものとします。

第12条 (連絡または通知)
1 応募者への連絡または通知の必要があると当社が判断した場合には、登録されたメールアドレス宛にメールにて連絡または通知を行います。
2 利用者は、当社への連絡は当社の所定の方法で行うものとします。当社が承諾しない限り、電話による連絡および来訪は受け付けておりません。

第13条(個人情報の取扱い)
当社は、当社が取得した個人情報に関し、別途定める「Incubit for Seedsプライバシーポリシー」に基づき、適切に取り扱うものとします。

第14条 (当社の権利)
本プログラムに関する情報、アイディア等に関する一切の権利(知的財産権を含むが、これに限られない)は当社に帰属します。

第15条(免責)
1 当社は、本プログラムへの応募により応募者に発生した損害については、一切の責任を負いません。
2 応募者が、本プログラムに応募することにより、第三者に対し損害を与えた場合、応募者は自己の費用と責任においてこれを賠償するものとします。
3 当社は応募者が本プログラムに選考されなかったことによって引き起こされた損害について一切の賠償責任を負いません 。
4 当社は、応募者に対して、適宜情報提供やアドバイスを行うことがありますが、その結果について責任を負わないものとします。

第16条(損害賠償)
応募者が当社に損害を与えた場合は、当社に対し一切の損害の賠償責任を負うものとします。

第17条(選考の中断)
当社は、以下のいずれかの事由が生じた場合には、応募者に事前に通知することなく、一時的に本プログラムの選考の全部または一部を中断することがあります。当社は応募者に対し、中断による責任を一切負いません。
(1) 地震、噴火、洪水、津波、戦争、動乱、暴動、騒乱、労働争議、感染症拡大等により本プログラムの選考が困難であると当社が判断した場合
(2) 当社の事業上、経営上、本プログラムの選考を中断することが必要と判断した場合

第18条(誠実協議)
当社と応募者との間で問題が発生した場合は、解決に向けて双方で誠実に協議するものとします。

第19条(準拠法)
本応募規約は、日本法に準拠し、解釈されるものとします。

第20条(合意管轄)
応募者と当社との間で紛争が生じた場合、訴額に応じ東京簡易裁判所又は東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。